「視差効果を減らす」でキーボードの光る演出は止まるのか
「視差効果を減らす」はiOSが他のアプリの描画を直接止めるスイッチではなく、尊重されることを期待する要求です。だからキーボード自身のアニメーションに届くかどうかは、そのキーボード次第になります。
答えは「そのキーボード次第」です。歯切れが悪く聞こえますが、これは仕組みからくる正確な答えで、理由を知っておくと他の場面でも役に立ちます。
この設定が確実に効く範囲
アクセシビリティの「視差効果を減らす」は、iOS自身が描く動き——アプリの起動時の拡大、画面遷移、通知の滑り込み、壁紙の視差——を確実に抑えます。ここはシステムが自分で描いているので、システムが自分で止められます。
アプリ自身の描画には届かない
アプリやキーボード拡張が自分で描いている絵は、システムの管轄外です。iOSにできるのは「この利用者は動きを減らしてほしいと言っています」という情報を渡すところまでで、その先どうするかは各アプリの実装に委ねられます。
つまりこれはリモコンではなく要求です。尊重するアプリでは演出が静かになり、見ていないアプリでは何も変わりません。どちらもiOSとしては正常です。
確かめ方
- 設定 → アクセシビリティ → 動作 → 「視差効果を減らす」をオンにします。
- キーボードを出して、指を離したまま五秒見ます。
- 流れる演出が止まる、あるいは目に見えて穏やかになれば、そのキーボードはこの設定を尊重しています。
- 変わらなければ尊重していません。バグではありませんが、必要ならキーボード側の設定で演出を切ることになります。
尊重するとはどういう挙動か
実装として妥当なのは、流れ続ける演出を止めるか、大きく穏やかにすることです。打鍵に応答する光——押した瞬間に点いてすぐ消えるもの——は、動きというより操作の手応えなので、残すのが理にかなっています。
Kibo はこの設定を読んで、常時流れる演出のほうを抑えます。打鍵への応答は残ります。押した場所が分かることは、動きの演出とは別の役割だからです。
それでも止めたいとき
システム設定に頼らず、キーボード側で演出そのものを切るのが確実です。要求は無視されうるものですが、キーボード自身の設定は無視されません。
よくある質問
なぜアプリによって効いたり効かなかったりするのですか
「視差効果を減らす」はiOSがアプリの描画を直接止めるスイッチではなく、尊重されることを期待する要求だからです。従うかどうかは各アプリの実装によります。
打鍵時に光るのは残っていて構いませんか
妥当な実装です。押した瞬間の光は動きの演出というより操作の手応えで、押した場所を知らせる役割を持っています。
確実に止める方法はありますか
キーボード自身の設定で演出を切ることです。システム側の要求は無視されうる一方、キーボード側の設定は無視されません。
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