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ロック画面から返信すると純正キーボードになるのはなぜか

ロック画面の通知から返信すると、出てくるのは必ずApple純正のキーボードです。セキュアな入力欄とも検索画面とも違う三つ目の境界で、理由は入力欄の側ではなく、端末がまだロック解除されていないことにあります。

端末がまだロック解除されていないからです。ロックされたままの画面に描かれるものには、iOSはサードパーティ製のコードを読み込みません。通知をスワイプして返信をタップすると、その場に小さな入力欄が開きます。そこに打とうとすると、キーボードは灰色の純正キーボードで、普段使っているものでも一覧の先頭にあるものでもなく、切り替えるための地球儀キーもどこにもありません。パスワード欄と同じ現象に見えますが、下にある理由は別物です。

すでに知っている二つの境界とは別のもの

iOSがサードパーティ製キーボードを締め出す場所は、理由の違う二種類がよく知られています。パスワード欄は、その欄自身がセキュアな扱いを要求したために選択が上書きされる場所です。検索画面は、背後にAppが存在しないシステム自身の画面なので、そもそも選択の機会が生まれない場所です。ロック画面からの返信はそのどちらでもありません。この入力欄はメッセージやその通知を出したApp本体のもので、普段ならサードパーティ製キーボードが問題なく描画できる、ごく普通のApp内の入力欄です。

それでも純正キーボードになる理由

ここで違っているのは入力欄ではなく、端末の状態です。ロック画面にその入力欄が出ている時点で、端末自身はまだロック解除されていません。そのセッションでパスコードを入力してもいなければ、Face IDで認識されてもいない状態です。キーボード拡張はサードパーティ製のコードであり、iOSはロック解除という境界を越える前に描かれるものの中へは、その種のコードを読み込みません。この制限は端末のロック状態に付いて回るもので、Appにも入力欄にも紐付いていません。だからどのサードパーティ製キーボードも等しく対象になり、キーボード側のどの設定を変えても結果は動きません。

どの制限を見ているのかを見分ける

実際にどうするか

短い返信であれば、純正キーボードで打った内容はそのまま送信されます。相手側の見え方も変わりません。長めの文章を書きたいときや、いつもの見た目と打鍵音で入力したいときは、先に端末のロックを解除してApp本体を開いてください。同じ通知はAppの中で待っていますし、そこでは起動中のAppにある普通の入力欄に打つことになるので、いつものキーボードがすぐに使えます。

ロック解除済みの状態で表示されたバナーから返信する場合、たとえば別のAppを使っている最中に降りてきた通知や通知センターから開いた通知は、また別の話です。端末は最初からロックされていないので、他のAppの入力欄と同じように振る舞います。フルアクセスの有無もこの境界には影響しません。フルアクセスは入力欄に読み込まれたあとの拡張に何ができるかを決める設定であり、ロック画面に描かれる入力欄には、そもそも拡張が読み込まれていないからです。

よくある質問

ロック画面の通知から返信すると、いつものキーボードが消えるのはなぜですか。

その時点では端末自身がまだロックされていて、iOSはロック解除前に描かれるものへサードパーティ製のコードを読み込まないためです。入力欄やAppがキーボードを拒んでいるのではなく、端末のロック状態によるもので、すべてのサードパーティ製キーボードに等しく適用されます。

これはパスワード欄で起きるのと同じ制限ですか。

見た目の結果は同じですが、別の制限です。パスワード欄はロック解除済みで起動中のAppにある普通の入力欄で、セキュア指定を理由にiOSが上書きしています。ロック画面からの返信も入力欄自体は普通ですが、端末がまだロック解除されていないという、まったく別の条件です。

ロックを解除してから同じメッセージに返信すれば、いつものキーボードは使えますか。

すぐに使えます。ロックを解除してAppを開けば、起動中のAppにある普通の入力欄に打つことになるので、そのキーボードが普段動いている場所とまったく同じ条件になります。

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