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横向きにするとカスタムキーボードの表示が崩れるのはなぜか

縦向きでは問題なく見えていたキーボードが、本体を横にした途端に窮屈になったり位置がずれたりする。横向きは縦向きの拡大版ではなく、開発側が意図して別に作る二つ目のレイアウトだからです。

横向きのレイアウトが、そのキーボードには作られていないからです。ほかの場面では問題なく見えているのに、本体を横にした瞬間だけ様子が変わる。キーの間隔が詰まる、テーマのほかの部分と余白が合わない、いちばん端の列が切れているように見える。落ちたわけでも、入れ直しが必要なわけでもありません。横向きは縦向きのキーボードを大きくしたものではなく、形の違う別のレイアウトであり、それを作るのはキーボードの開発側が選んで行う別の作業です。

縦と横は同じレイアウトの拡大縮小ではない

本体を縦から横に回すと、キーボードは横に広がると同時に縦に低くなります。画面のどちらの辺が長いかが入れ替わるからです。縦長の細い長方形に合わせて描かれたキーの並びは、横長で背の低い長方形へきれいに引き伸ばせるものではありません。片方の向きで整って見えていた比率が、もう片方では成立しないからです。縦向きの形しか採寸していないキーボードには、ほかに頼れるものがありません。結果として、設計していない枠の中に同じレイアウトを描き込むことになり、そのずれが目に見えている状態です。

横向きが後回しになる理由

iPhoneの画面上での入力は、その大半が縦向きで行われます。メッセージ、メモ、検索バーなど、親指で打つ場面はほとんど縦向きです。横向きでの入力はそれに比べると小さな割合で、動画やゲームなど、もともと横向きで行っていた何かの片手間に発生することがほとんどです。加えてキーボード拡張はメモリとCPUの厳しい枠の中で動きます。対応するレイアウトが一つ増えることは、無料の派生ではなく、作って保守し続ける実際のコストです。両方を中途半端に作るより、縦向きをきちんと作り込んで横向きは作らない、という判断はよくある合理的な選択です。

純正キーボードが横向きに強いのは、先に作ってあるから

iPhone標準のキーボードも、横向きでは縦向きとはっきり違う見た目になります。それを成立させるために、Appleは自社の工数を多数のiOSのバージョンと画面サイズにわたって投じてきました。その成果が、同じ端末に入っているという理由だけでサードパーティ製キーボードへ自動的に移ることはありません。キーボード拡張はどれも自前のレイアウトのコードから始まります。

これが原因かどうかを見分ける

実際にできること

サードパーティ製キーボードに横向き用の描き直しを強制する設定は、iOS側にはありません。その判断はキーボード自身のコードの中で一度なされていて、作られていないレイアウトを設定のスイッチで足すことはできません。縦向きに戻すのがその場での解決策になりますが、これは回避策というより本来の使い方です。そのうえで、横向きの対応を明示しているキーボードもあるので、キーボードの設定画面かApp Storeの説明で確認するのが次の一手になります。

よくある質問

本体を横にするとキーが詰まって見えたり位置がずれたりするのはなぜですか。

横向きは縦向きを引き伸ばしたものではなく、比率の違う別のレイアウトだからです。用意されるのは開発側が意図して作った場合だけで、作られていない場合は縦向きのレイアウトが横向きの枠に描き込まれ、詰まって見えたりずれて見えたりします。

キーボードが小さくなって片側に寄る現象と同じ問題ですか。

違います。あちらは片手用キーボードで、地球儀キーや絵文字キーを長押しすると出るメニューから切り替わります。本体の向きではなく位置に関する機能で、縦向きでも横向きでも起こります。なお、二本指でつまんで小さくし画面上を自由に動かせるキーボードはiPadの機能で、iPhoneには存在しません。

サードパーティ製キーボードはすべて横向きに対応していますか。

していません。Appごとに異なり、iOSが自動的に用意するものではなく開発側の判断です。横向きでの入力が重要なら、そのキーボードの設定画面やApp Storeの説明で対応を確認してから使うほうが確実です。

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