自分のiPhoneは他社製キーボードに対応していますか
キーボード拡張の仕組みは十年以上前からあり、現役のiPhoneはほぼすべて条件を満たします。実際に差が出るのはアプリ側の対応バージョン、触覚フィードバックの有無、iPad対応の三点です。
ほぼ確実に対応しています。この疑問が生まれるのは、土台になっている機能がどれだけ古いかが知られていないからです。「他社製キーボード」を最近のiOSの新機能で、新しい機種でないと動かないもの、と受け取っている方が少なくありません。実際にはその逆で、いま現在App Storeからアプリを入れられるiPhoneであれば、他社製キーボードも動きます。
キーボード拡張は新しい機能ではありません
iOSがアプリによる代替キーボードのインストールを許可したのはiOS 8からで、公開されたのは2014年です。このリリースで導入された拡張の仕組みを、いまの他社製キーボードもそのまま使っています。キーボードアプリは小さな独立したプロセスを一つインストールし、iOSは入力中だけそれを読み込んで、Apple純正のキーボードと並べて扱います。その後に加わった「新しいキーボードを追加…」も、地球儀キーも、フルアクセスも、すべてこの同じ土台の上に乗っていて、根本は大きく変わっていません。Appleが現在サポートしているiOSであれば、この仕組みが入った当時よりはるかに新しい世代なので、プラットフォーム側が障害になることはまずありません。
実際に差が出るところ
アプリ側の最低バージョン
特定のキーボードアプリがインストールできないとき、iOSに機能が無いからということはほとんどありません。開発者がそのアプリの最低iOSバージョンを高めに設定しているだけで、これはApp Storeのどのアプリでも同じ話です。その数字は開発者が決めるもので、App Storeの製品ページに記載されており、キーボード拡張という仕組み自体がiOSに要求するものとは無関係です。
触覚フィードバックはハードウェア次第
キーボードの打鍵音はシステムの音なので、どのiPhoneでも鳴ります。一方でキーを押したときの小さな振動、いわゆる触覚フィードバックにはTaptic Engineという物理的な部品が必要で、これはiPhone 7以降に搭載されています。iPhone 6s以前では、キーボードの設定画面に触覚フィードバックの項目があっても何も起きません。駆動するモーターが存在しないためです。これはソフトウェアではなくハードウェアの制約なので、アップデートで変わることはありません。
iPad対応は別問題
カスタムキーボードを支える拡張の技術そのものはiPhoneとiPadで共通ですが、両方に対応させるかどうかは開発者ごとの判断で、プラットフォームが自動的に与えるものではありません。iPhoneの縦長画面に合わせて設計・レイアウトされたキーボードが、必ずしもiPad版を出しているとは限りません。対応状況はApp Storeの製品ページに書かれています。
iOSバージョンの確認と更新
- 「設定」→「一般」→「情報」を開きます。「iOSバージョン」の行に、いま動いているバージョンがそのまま表示されます。
- キーボードアプリがより新しいバージョンを要求している場合は、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から確認とインストールができます。
iOSを更新しても、すでに追加してあるキーボードが外れることはありませんし、フルアクセスの設定も元のまま引き継がれます。更新のたびに設定をやり直す必要はないので、この点は心配しなくて構いません。
確認しておくとよいこと
- App Storeの製品ページに書かれた対応iOSバージョンと、「設定」→「一般」→「情報」で見た自分のバージョンを見比べる。
- 触覚フィードバックを重視するなら、手元の機種がiPhone 7以降かどうかを確認する。
- iPadでも使いたい場合は、そのアプリがiPad対応をうたっているかを製品ページで確かめる。
よくある質問
他社製キーボードに対応している最も古いiOSはどれですか
2014年に公開されたiOS 8です。このバージョンで、いまも使われているキーボード拡張の仕組みが導入されました。現在サポートされているiOSが動くiPhoneなら条件ははるかに上回っており、インストールを妨げるのは通常アプリ側の要件です。
他社製キーボードはiPadでも使えますか
土台となる技術は共通ですが、iPad版を作って配信するかどうかは開発者ごとの判断です。使えると決めつけず、そのアプリのApp Storeの製品ページを確認してください。iPhone専用として配信されているものもあります。
触覚フィードバックの設定はあるのに動きません
キーボードの触覚フィードバックにはTaptic Engineという物理的な部品が必要で、これはiPhone 7以降に搭載されています。それより古いiPhoneでは設定項目が表示されても、振動を生み出すハードウェアが存在しないため何も起きません。
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