Instagramのプロフィールで使う「特殊フォント」の正体
太字がコピペしても崩れない理由、一部の文字が四角に化ける理由、そして読み上げソフトがそれをどう読むか。
まず押さえておくと後の話が全部つながる一点:あれはフォントではありません。Unicodeに用意された、アルファベットに似た別の文字です。
フォントではなく文字だから、コピペで生き残る
ふつうのフォントは表示のしかたの指定なので、テキストだけをコピーすると外れます。Instagramのプロフィール欄はそもそも書式を持てません。
ところが太字風の文字は、書式ではなく文字そのものが別物です。Aの太字風は「Aに太字を掛けたもの」ではなく、Unicode上の独立した一文字です。だからコピーしても貼り付けても、そのまま運ばれます。
この性質が便利さの正体であり、同時にこのあとの問題すべての原因でもあります。
だから穴が空く
これらの文字は数学記号のためにまとめて追加されたもので、アルファベット全体を揃えることが目的ではありませんでした。そのため、書体によっては歯抜けがあります。
有名なのは筆記体のセットで、いくつかの文字は当初から別の場所にあり、そこを参照していない変換器は空白や四角を出します。使う前に自分の名前を打ってみて、全部の文字が出るか確認するのが確実です。
四角(□)が出るのは、あなたの端末にその文字の字形がないという意味です。文字自体は正しく送られていて、相手の端末には出ることもあります。逆も起こります。
読み上げソフトには別物として聞こえる
これは軽く扱われがちですが、実際の影響がいちばん大きい点です。読み上げソフトはこれらの文字を通常のアルファベットとして読めないことがあり、一文字ずつ記号名を読み上げる、あるいは黙って飛ばすという挙動になります。
つまりプロフィール全体を特殊文字にすると、その内容は一部の読者に届きません。名前や見出しに一語だけ使い、説明文は普通の文字にしておくのが妥当な落としどころです。
検索にも乗らない
同じ理由で、特殊文字にした語は検索で一致しません。ユーザー名を特殊文字にすると探してもらえなくなります。
まとめると、装飾として一語二語に使う分には問題がなく、情報を運ぶ部分に使うと不利になる、という道具です。
よくある質問
なぜ一部の文字が四角になるのですか
その文字の字形が端末に入っていないからです。文字自体は正しく送られているので、別の端末では表示されることもあります。書体によっては元々歯抜けがあるものもあります。
アプリを消しても文字は残りますか
残ります。書式ではなく文字そのものなので、変換に使ったアプリとは無関係に存在し続けます。
使わないほうがよい場所はありますか
ユーザー名と、読んでほしい説明文です。検索に一致せず、読み上げソフトでも正しく読まれないことがあります。装飾として一語に使うのが無難です。
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