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iPhoneでスモールキャップスを打つ

プロフィールやキャプションのスモールキャップスは、フォントの選択に見えて実際にはUnicodeの別のアルファベットへの置き換えです。しかもそのアルファベットには有名な穴があり、小文字大文字のQが存在しません。

ᴛʜɪs ʟɪᴋᴇ ᴛʜɪs という見た目のあれです。フォントに見えますが、中身はUnicodeの別の文字への置き換えです。

どこから来た文字なのか

この集合は装飾のために作られたものではありません。言語学で発音を書き表すために使われていた記号を、Unicodeが取り込んだものです。だから「小さい大文字」という形をしています。

出自が装飾でないことが、次の話につながります。

Qがない

この集合には小文字大文字のQが含まれていません。発音表記で必要とされなかったからです。

結果として、変換器はQのところで三つのうちどれかをします——普通のQをそのまま出す、小さいQに見える別の文字で代用する、あるいは空白にする。どれも見た目が揃いません。

なのでQを含む語をスモールキャップスにすると、その一文字だけ浮きます。名前にQがある人はこの書体を避けたほうが早いです。

使いどころ

プロフィールの見出し、キャプションの区切り、短い一語の強調には向いています。全部の文字が問題なく表示され、太字風より落ち着いて見えます。

向かないのは、[[fancy-text-fonts-for-instagram-bio]] に書いたのと同じ理由です——検索に一致せず、読み上げソフトが正しく読まないことがあります。ユーザー名と説明文には使わないほうが無難です。

打ち方

iOSの標準キーボードにこの機能はありません。変換してくれるアプリかキーボードを使うことになります。

キーボード側で変換できると、コピペの往復がなくなります。書いた語をその場で置き換えるだけなので、アプリを行き来しません。

なお変換後の文字は普通の文字ではないので、あとから編集するときに一文字ずつ消えるなど、挙動が少し違います。長い文には向きません。

よくある質問

なぜQだけおかしいのですか

この文字集合が発音表記のために作られ、そこでQが必要とされなかったからです。Unicodeに小文字大文字のQは存在しません。

検索に引っかかりますか

いいえ。別の文字なので、普通のアルファベットでは一致しません。ユーザー名に使うと探してもらえなくなります。

長い文章に使えますか

技術的には可能ですが勧めません。読み上げソフトで正しく読まれず、編集時の挙動も普通の文字と違います。一語二語の装飾向きです。

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