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iPhoneのキーボード背景に好きな写真を設定する方法

標準キーボードには写真の項目自体がないため、これは常に他社製キーボードの機能になります。キーの背後に写真を描く仕組み、権限ではなくメモリが本当の制約である理由、そして文字が読める写真の選び方をまとめます。

この用途に対応するiOSの設定項目は存在しません。設定Appでキーボードの写真、壁紙、背景に類する項目を探しても見つからないのは、標準キーボードの外観オプションがライトとダークの二種類だけで、ほかに何もないからです。キーの背後に写真を置きたいのであれば、その機能を持つ他社製キーボードを追加するという道しかありません。設定の中を十分探し回る前に知っておく価値のある事実だと思います。

なぜ標準キーボードにはできないのか

Appleは標準キーボードを、個人の好みを反映させる場所ではなく、ステータスバーと同じ固定のシステム部品として扱っています。見落としではなく意図的な線引きです。端末ごとに見た目の異なるキーボードは、他社のアプリの中で一瞬で読み取りにくくなるからです。ただし、キーボードを既製のグレーではなく自分の写真にしたい人にとっては、そこに実際の空白が残ります。他社製キーボードが埋めているのはまさにこの部分です。

他社製キーボードはどうやってキーの背後に写真を描くのか

キーボードアプリはキーボード拡張を追加します。設定Appの「一般」→「キーボード」→「キーボード」から追加すると、システムキーボードが普段のグレーを描く代わりに、その拡張が自分の画面を描くようになります。すべてのピクセルを自分で描いている以上、背景を単色ではなく写真にすることは特別な処理ではありません。テーマの背景を描くのと同じ作業を、塗りの代わりに画像で行っているだけです。

この処理にフルアクセスは要りません。フルアクセスが管理しているのはネットワーク接続とシステムのペーストボードであり、写真の背景はそのどちらにも触れません。アプリの内部に保存された画像を、インターフェースの一部として画面に描いているだけだからです。アプリの中ですでに選択した写真を表示するためにフルアクセスを求めてくるキーボードがあるとすれば、機能が実際に必要とする以上のものを要求していることになります。

本当の制約は権限ではなくメモリ

キーボード拡張は、通常のアプリよりはるかに厳しいメモリ上限のもとで動作します。数百メガバイトではなく、数十メガバイトの世界です。テキストフィールドがタップされた瞬間に読み込めなければならない以上、これは必然の制約だといえます。一方でiPhoneのカメラで撮った写真は、それ一枚で数十メガバイトに達することがあります。それを拡張の内部で原寸のままデコードすれば、上限を突破するのは時間の問題です。上限を超えた拡張はiOSによって即座に終了させられます。利用者から見ると、カスタムキーボードが一瞬だけ表示されて、入力の途中で標準キーボードに戻ってしまう現象として現れます。

縮小処理がなぜ重要なのか

対処は、原寸のファイルを拡張に一度も渡さないことに尽きます。よく作られた写真背景の機能は、本体アプリの中で写真を選んだその瞬間に一度だけリサイズを行い、キーボードとして実際に描かれる横長の帯に近い大きさへ落とします。以降、キーボード拡張が開くのは縮小済みの小さな複製だけで、元のファイルには決して触れません。結果として、四十八メガバイトの写真を、厳しいメモリ枠の中で動く側がデコードする必要がなくなります。この工程を省いているキーボードもあり、写真背景がキーボードを落とすという評判の一因になっています。実際の原因は機能そのものの不安定さではなく、縮小処理の欠落であることが多いのです。

文字が乗っても読める写真の選び方

文字の背後に置かれる写真は、単体で鑑賞される写真より難しい仕事を負います。どのキーにも文字が印字され、探して止まることなく一目で読める必要があるからです。入力中に機能する背景と、スクリーンショットの中でだけ見栄えのする背景を分ける要素はいくつかあります。

よくある質問

アプリを使わずにiPhoneのキーボード背景へ写真を設定できますか

できません。標準キーボードの外観設定はライトとダークの二種類だけで、写真や壁紙の項目は設定Appのどこにもありません。写真の背景は必ず、その機能を備えた他社製キーボードによるものです。

キーボードの写真背景にフルアクセスは必要ですか

必要ありません。画面に画像を描くことはキーボード拡張の通常の処理で、ネットワークにもシステムのペーストボードにも触れません。フルアクセスが実際に制御しているのはその二つだけです。

写真背景を設定したらキーボードが一瞬で消えてしまいます

拡張が原寸の写真をデコードしようとして、iOSがキーボード拡張に課している厳しいメモリ上限を超え、即座に終了させられた可能性が高い症状です。読み込み時に一度だけ写真を縮小し、拡張が原寸を開かない設計であればこれを避けられます。

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